投薬をめぐる猫との戦い

うちのポテはFeLV陽性でなかなか猫風邪が完治しない。動物病院で抗ウイルス剤の粉薬を処方してもらったのだが、これがかなり苦いらしく飲ませるのに苦労した。以下、試した方法を記録しておく。

 

餌やチュールに混ぜる

失敗。以前に処方された粉薬はほぼ無味だったので餌に混ぜると問題なく食べてくれたのだが、今回はダメ。少しでも薬が混ざっていると、一舐めもしくは一嗅ぎで察知して食べるのをやめてしまう。これが原因なのかポテはロイカナを食べなくなり、皿に盛ったチュールには懐疑的な反応を見せるようになった。

 

蜂蜜に混ぜる

粉薬と蜂蜜を混ぜたものを、隙を見て鼻の下に塗る戦法。違和感からペロペロ舐めてくれるのだが、あまり蜂蜜を与えすぎるのはどうかと思うし、粉薬全量をスムーズに摂取させるのが困難で断念。

 

チュールとジャーキーの合わせ技

粉薬とチュールを混ぜたものを大好きなささみジャーキーですくって食べさせる。ポテはどうしてもささみジャーキーを食べたいので、薬が混入していることを察知しながらも少しずつ齧ってくれる。めちゃくちゃ葛藤しながら齧るのが面白くて可愛かったのだが、これも全量をスムーズに与えるのが難しく断念。

 

メディボールで包む

投薬補助おやつとして売られているメディボール(ささみ味)を購入。柔らかい粘土状で、本来は錠剤をくるんで与える商品。予想はしていたが粉薬を包むのには向いておらず、粉がボールの水分を奪うせいかバラけてしまう。後述するカプセルも包んでみたが、粒が大きくなるので飲み込みづらそう。ただかなり嗜好性が高い味付けのようでポテはこれが大好き。投薬とは関係なく単純におやつとして与えるか、餌の食いつきが悪いときにちぎって混ぜている。

 

カプセルに入れる

このような空のカプセルを購入し、処方された粉薬をつめていく。

粉薬1包がおおむねカプセル3粒に収まった。これを掌に載せてチュールをまとわせ、1粒ずつ舐めとらせる。始めはドライフードに混ぜて与えていたのだが、水分がないと喉に引っかかるみたい。チュールと一緒に与えるようにしてからは、ごくまれに口内でカプセルを噛み割ってしまい吐き出すことがあるものの9.5割ぐらい成功している。

 

というわけで現状カプセル化+チュールという手法に落ち着いている。排泄物を確認する限りちゃんと消化されている様子。なのだが、徐々にチュールだけ器用に舐めとることが増えてきて困っている。ポテはこれからも薬と付き合っていかねばならないと思うので、よりよい方法を引き続き探求していきたい。