ステロイドが効いて腫瘍が小さくなったので11月末から12月初旬までポテはすこぶる体調がよかった。食欲も平常時以上に旺盛だった。減ってしまった体重を取り戻そうとしていたのかな。ポテは緩和ケアの一環としてステロイドを使っているのだが、余命僅かと宣告された愛猫のこんな姿を短期間でも見ることができるのなら抗がん剤治療を選択する人がいるのも理解できるなぁと思う。
そこからまた少し体調が悪化した。目ヤニと鼻水が増え、2,3回下痢をした。食欲は若干落ちたものの食べてくれているのだが、明らかに体重が減っていくのが心配だった。とはいえ呼吸は落ち着いているし、緩和ケアを始める直前のような目に見えてしんどそうな様子はない。ポテ自身は割と普段通りのリズムで生活ができている。
12月16日、経過観察のため2週間ぶりに動物病院を受診した。エコーで確認すると胸水はたまっておらず、ポテ自身はそこまでしんどさは感じていないのではないかとのこと。ただ、一度小さくなった腫瘍はまた大きくなっていた(2cm×2cmと0.8cm×1.2cmの2カ所)。腫瘍に栄養を取られてしまうから食べても体重が増えないらしい。体重は前回から0.4kg減って3.4kgになっていた。
今後も治療方針は変えないので、引き続きステロイド剤を服用させ、食べられるものをなるべく食べてもらうしかない。あとは目ヤニ鼻水対策の目薬と、念のため整腸剤を処方してもらった。今回の受診もエコー検査と触診のみで短時間で済んだ。穏やかに過ごすことができる今の状態がなるべく続くと良いと思う。
ポテは病院から帰ると毎回拗ねてクローゼットにこもるのだが、通院の頻度が上がってさすがに慣れてきたらしい。今回も帰宅直後はクローゼットに入場して遺憾の意を表明したものの、すぐに出てきてナーンとささみをねだっていた。