急に思い出したように洋楽を和訳してみるシリーズ。
今回の"Perfect for Me"は2020年のアニメ映画「トロールズ ミュージック パワー」のオリジナル曲で、劇中ではブランチ役のJustin Timberlakeが歌っている。
I know your favorite song
I hear it every day
君のお気に入りの曲を僕は毎日聴いているWhoever made your smile
Made it to get in my way
君を笑顔にする奴らが僕の前に立ちふさがるAnd every time you laugh
You make that little sound
君が笑うときいつも立てるあの小さな音It's just the hardest thing
To love you, but not know how君を愛しているのに どうすれば良いか分からなくて 僕は途方に暮れている
★So I spend all my nights in the dark and afraid
毎晩暗闇の中で怯えているんだ'Cause I've tried to forget you
But these things just don't go away
君を諦めようとしたけど どうしても頭から離れない
★★I hate that you're perfect, perfect for me
君が完璧なのが嫌だ 僕にとって完璧なのがIf I didn't know better, then I would believe
思い上がった奴なら信じ込めるのかもしれない 2人はお互いに出会うために生まれてきたんだとThat we were made for each other, but I'd know the truth
でも僕は本当のことを知っているYou're no good for me, I'm no good for you
君は僕とはうまくいかない 僕は君とはうまくいかないAnd I hate that you're perfect, you're perfect for me
I hate that you're perfect, you're perfect for me
だから君が完璧なのが嫌だ 僕にとって完璧なのが
What good are words
When they always just get in our way?
言葉は何の役にも立たない 君と話す度にいつも台無しになるAnd it hurts the most just to know
That you don't feel the same, the same
この気持ちが一方通行だと思い知らされる度に胸がしめつけられるSo sometimes, I get down on my knees
And I pray things will change
だから跪いて祈るんだ どうかうまくいきますようにってBut life is what happens when things
They don't work out our way, our wayでもうまくいかないのが人生というものだよね
★繰り返し
★★繰り返し
(訳:ひので)
トロールたちの国では毎日がパーリナイで、みんなで歌って踊り、「ハグタイム」になると近くにいるトロールと誰彼かまわずハグし合わなければならない。学校の休み時間にトイレで存在感を消していたタイプの人間にとっては地獄のような世界観である。
ブランチはそんな国で唯一の陰キャなので、パーティーもハグも断固拒否。当然みんなから変人扱いされ煙たがられている。しかしトロールたちのリーダーであるポピーはそんな彼にも明るく声をかけ続ける。何度誘いを断られても、差し出したギターをへし折られてもめげない。ヒエラルキーのトップに君臨する者は最下層の人間にもたいてい優しいのである。
そんなこんなでブランチはポピーに恋をしてしまうわけだが、正反対の2人は衝突しまくる。ポピーと喧嘩別れした後、ブランチが1人で彼女への想いを歌うのが"Perfect for Me"ある。後ろ向きなくせに妙にプライドの高い彼の性格がよく表れている曲だと思う。
ちなみにシリーズ第1作「トロールズ」は日本ではあまり話題にならず、DVDスルーとなってしまった。あと、ミュージカルなのに吹替版のポピーの声優さんは決して歌が上手いとはいえない(元はAnna Kendrickなのでもちろん上手い)。
続編の「ミュージックパワー」は吹替版の声優を一新し、劇場公開もされている。が、公開時期がコロナと重なったために観客動員数は伸びなかったようだ。